夢で泣く
泣きながら目を覚ました。
その夢の中で、
私はドラマの中の1登場人物のようだった。
私はドラマの中の1登場人物のようだった。
「車にはねられたときについたんだ」
車についていたガムが猫の腹にひっつき、どうしてもとれないらしいのだ。
はねられたケガよりガムが致命傷なの?という感想もツッコミもなぜかない。
そのガムのせいで友人の猫は静かに、しかし明らかに苦しみながら、
ゆっくり死んでいくところなのだ。
はねられたケガよりガムが致命傷なの?という感想もツッコミもなぜかない。
そのガムのせいで友人の猫は静かに、しかし明らかに苦しみながら、
ゆっくり死んでいくところなのだ。
「おまえ言ってたよな。こういう時は悲しまなくていいように淡々と
医学談義を語りかけてあげるんだって。それやってくれよ!」
医学談義を語りかけてあげるんだって。それやってくれよ!」
私は確かに昨日その友人にそういう話をしていた。
なんでそんな経験を何度もしているような口ぶりなのだとか、
医学を語れるほど知ってるのかというツッコミはもちろんない。
なんでそんな経験を何度もしているような口ぶりなのだとか、
医学を語れるほど知ってるのかというツッコミはもちろんない。
私は「わかった」と言って猫のそばにしゃがみこみ、
静かに猫に何かを話しかけらながら熱く思う。
静かに猫に何かを話しかけらながら熱く思う。
そうじゃないんだよ。ほんとはそのことを俺はとても後悔しているんだよ。
悲しみをごまかさずに、ちゃんと悲しまなきゃいけなかったんだよ。
悲しみをごまかさずに、ちゃんと悲しまなきゃいけなかったんだよ。
実際にそう語ってもいたか、思っていただけかわからないが、
そこで寝ている現実の私は泣きじゃくりながら目を覚まし、
夢だと気づいた瞬間からはぽろぽろ泣きながらもおかしくてたまらなかった。
そこで寝ている現実の私は泣きじゃくりながら目を覚まし、
夢だと気づいた瞬間からはぽろぽろ泣きながらもおかしくてたまらなかった。
てんてんが見当たらず布団の中に手を入れ探っていると
かみさんのひざこぞうを触った。
かみさんのひざこぞうを触った。
かみさんがぼんやり目を覚ましてか、寝言でか言う。
「いま甘栗むいたところだった。」
私はあわてて
「ごめぇぇぇん!むきためてた?」と謝る。
「いま甘栗むいたところだった。」
私はあわてて
「ごめぇぇぇん!むきためてた?」と謝る。
かみさん:「いいや1個むいたとこ。」
lovejazz:「あぁなんだむきためてないならいいよね。」
かみさん:「なんでー。秋の味覚よ!」
lovejazz:「甘栗って一年じゅうない?」
かみさん:「うるさい。」
lovejazz:「あぁなんだむきためてないならいいよね。」
かみさん:「なんでー。秋の味覚よ!」
lovejazz:「甘栗って一年じゅうない?」
かみさん:「うるさい。」
かみさんはきっと起きたら覚えていないだろう。