くさい芋焼酎が飲みたい

くさい芋焼酎が飲みたい。

大学時代のサークルでは先輩のお酌でデカいお椀に白波をなみなみと注いでもらい。一気に飲み干して「失礼します!」って言って外に走っていって吐くという飲み方だった。実際に急性アル中で病院送りになった人もいたりして、今考えるととんでもないこと。

その頃は焼酎は不味いものと思っていた。たぶん実際今よりずっと不味いものだった。学生時代にそうやって焼酎を飲んではいたのに、あとになってあらためて焼酎を飲みだしたのは、たしかもう社会人になってしばらくしてから。学生時代の印象から最初は芋を避けて麦から飲みだして、だんだん慣れていってときどき米やそばも飲んでいくなかでふと恐る恐る芋を飲んでみたときに、大丈夫だった。次からはもうすでに芋じゃないと物足りなくなっていた。

さすがにその頃はまだ白波はヤバいという思い込みがあって飲まなかったが、その頃ぐらいから焼酎がブームになっていって、食品衛生法だかなんだかの影響で昔ながらの製法ができなくなったこともあり芋焼酎はどんどん飲みやすいものになっていった。

懐かしさを味わおうという気になってひさしぶりに白波を飲んでみたら、もうあの頃の香りと味ではまったくなく、フツーの芋焼酎になってしまっていた。

いまでもけっこう芋くささを残した銘柄はあるにはあるけど、くさくて思わず鼻をそむけるようなあの香りにはもう会えないのかな。寂しい。

 

んで、週末のいぶすき菜の花マラソンに行ったときに鹿児島で買ってこようと狙ってるのがコレ。白波の会社の鹿児島市内限定販売とのこと。

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