アカシックレコード

アカシックレコードとは、
宇宙のどこかにあり、現在過去未来のすべての情報が
蓄積されているデータバンクのこと。

預言者などはここにアクセスして情報を取り出すのだそうだ。

私もアクセスしたい。
世の中のすべてを知りたい。

いまはその能力がないのでアカシックレコードの正体について思いを馳せる。

人は自分の体の手足や指先や口などを自分の意思で動かす。
しかし、鼻の穴をぴくぴくと自分の意思で動かすとなると、
できる人とできない人が出てくる。
耳を動かすとなるとできない人の方がずっと多いだろう。
私は鼻も耳も動かせるが、動かしたことがない人に動かす方法を教えるのはかなり難しい。

アカシックレコードへのアクセスも同じではなかろうか。
可能な人がいる以上、誰にもできるようになる可能性はあるはずだ。
方法を知っている人が少ないだけの話である。
できる人は、目の前にある景色をみることと同じように、ただ見るのだろう。 

それではそのメカニズムはどうのようになっているのか。

人間を含め動物の運動をコントロールしているのは微弱な電気であることはよく知られている。
意思や感情や記憶といった脳内の情報も突き詰めれば電気の形態の一つなのだろう。
電気は量の差はあってもあらゆる物質がもつことができる。
電気が動けば磁気が発生する。
磁気があればパソコンのハードディスクやフロッピーディスクのように
情報を出し入れすることができる。
脳内の動きが突き詰めれば電気の運動であるのならば
作用に対する反作用が発生しているのではないか。

つまり、我々の意思や感情や記憶は、発生すると同時に
どこかにバックアップができている可能性がある。
それがアカシックレコードの正体なのかもしれないと思うのだ。

そいつにアクセスする方法など知らない。
電気ウナギは電気を起こすことはできてもその仕組みを理解してはいない。
方法が身についているからできるのだ。

もちろんあるかないかもわからないものの構造など解明されていないし、
理系でもないし詳しい資料など何も調べたことがないから、
仮説と呼ぶにもおこがましい単なる思いつきである。