自分が死ぬということ

10代の頃だったか。
自分がいつか死ぬということがどんなことか想像できるようになった頃は、寝るときとかにそれを思い出すと悲しくて泣いてしまったりもしていた。
もっと小さい頃、たぶん6,7歳の頃、ドリフのコントでミイラのおばけが出ていたのを見ていてふと疑問に思い、その時風呂に入っていた母親の所に「おかあさんぼくしんだらどうなるの」というようなことを聞きに行った。死について考えた最初の記憶である。

今ではふと自分が死ぬことを思い出すと、やっぱりやるせない気持ちになることもあるが、「一生懸命生きなくちゃ!」と襟を正すような気持ちになることの方が多い。それが自分が幸せであることと、その瞬間の活力のバロメーターであると思っている。