CBR600/1000RRを試乗

試乗はほんとは17:00までだったのだが前日にTELしてみたら少し遅くなってもOKということだったので17:00過ぎたらさっさと仕事を切り上げていゃっほうーとホンダドリーム福岡東にのりこんだ。

私を待っているかのように2台のCBRが威風堂々と並んでいた。
試乗の手続きをし、どちらからにしますかと聞かれどちらがおすすめですかと聞くとどちらもおすすめです、とそりゃそうだ。「じゃあ1000からお願いします。」
決まったコースがあるので地図を見ながら説明してもらった。約10分くらいの道のりだそうだ。この辺の地理はうといのでよくわからないがちょっと迷うぐらいはよかろう。

CBR1000RR
またがるとさすがに足つきが悪い。つま先立ちでどうにか両足がつく程度。バイク用ブーツを履いててよかった。スニーカーでは両足はつけなかったろう。
ハンドルを握るとその前傾のすごさにびっくり。でんぐり返ししそうである。私はレプリカ自体が初めてなのでなおのことなのだろう。ニーグリップをかなりしっかりしないと腕に体重がかかりすぎてしまう。
走り出してみるとその力強さに圧倒。あたりまえだが教習車と全然別物だ。アクセルに遊びがほとんどなく手の動きがそのままエンジンに伝わる感じだ。
ギア比が全然違うということなのか、シフトチェンジのタイミングがつかめない。これはしばらく乗らないとつかめないだろう。それでもアクセルをひねればググッと行けるので融通は利く。
車体のふくらみ感が強く上にちょこんと乗っているような気分だ。なのに常に戦闘態勢なのだ。これはキツい。日常に組み込みたい世界ではない。通勤片道15分の私の生活にはもったいないしマシンがかわいそうだ。レーサーを目指したくなったら考えよう。

道がよくわかってなくてちょっと多めに走った。
ショップに戻ると会社の先輩yoshiさんが来てた。いっしょに来る予定だったが退社がずれたのだ。

CBR600RR
店長さんによるとこちらの方が足つきは悪いらしい。そう言われたがそうは感じなかった。車体がぐんと軽くなったせいでそう思うのかもしれない。こちらも戦闘態勢だがフィット感はかなりアップ。
走りだすとパワーはやはり大きいが非日常的というほどではない。純正のままではないらしいがとんでもないチューンアップというわけではないのだろう。これならなんとか毎日乗れなくもない。しかし長時間のツーリングとなるときついだろう。
道が空いてた区間があったのでちょっとだけスピードを出してみた。2,3秒かからずに95km出た。しかも出過ぎないように加減をしつつでだ。一度両方の底力を試してみたいものだ。

いやー、速いのはよくわかったけど疲れるねぇレプリカは。
いつも私ひとりならたまにはいいかもしれないがとくに後ろに乗るかみさんに対しては親切設計であるはずもない。そのへんはレプリカ派にはあたりまえなのだろう。私も知識としては知っていたがこれほどの差とは。ちょっとやはりメインマシンにするには無理っぽい。

私が何年か後にお金持ちになって広い車庫に何台も並べられるようになったら、そのうちのひとつには加えよう。

yoshiさんと店内のバイクをしばらく物欲しそうに見回って、いちおうカタログをいろいろもらって引き上げた。

帰り道、先日4台試乗したホンダドリーム福岡中央に寄り、250ccネイキッドのVTRとHORNETの価格をチェック。試乗時にお世話になった店員さんと「CBR乗ってきましたー、すごすぎますー、なので250ccにしそうですー」のような話をちょっとして帰宅。そして今から布団の上でカタログを読み漁るとしよう。

あ、そうそう近くに輸入車専門のお店があるんだった。試乗もできるらしい。そっちも今度行ってみよう。